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モモから読み取る余白の心と時々レレレのおじさん

お久しぶりです。ののこです。


今日はミヒャエルエンデ作「モモ」とヨガのお話をでもしようかと思います。

完璧に一人よがりだけどそれはいつもの事(笑)


モモは本国ドイツより日本の方が売れているらしいので日本人の心に刺さる何かがあるんでしょうね。





サクッとあらすじを話すと


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モモという円形劇場に住み着いた少女と時間泥棒である「灰色の男達」の間に起こる時間をめぐる戦いのお話。


灰色の男達は市民から時間を貯蓄する様誘導し、どんどん人々から時間を奪っていきます。


時間は貴重だ!!無駄にするな!!


すると、人々はのんびりお茶をする時間も、人と笑いあう時間も、恋人に花を贈ることも、仕事に愛情を持つことも、つまり心を動かす時間を自らどんどん節約していきます。


そして、心を失いかけている社会をモモがどう取り戻すか?というお話。


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なんともダイレクトなテーマですがとてもヨガ的な話だな、と。


ちなみに登場人物のベッポという掃除夫のセリフがまさにヨガ状態(というか、禅)


いちどに道路全部のことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸だけのことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。

ちなみにバカボンのレレレのおじさんはお掃除で悟りを得た、最も出来の悪かったお釈迦様のお弟子さん、周利槃特がモデルと言われていますが話が長くなるので・・これはまたタイミングが合う時に。



ヨガはある種、無駄な時間がとても多い。他のエクササイズとは違い「ゆっくり」「何もしない」が多い。


その外から見たらイライラするくらい静かだったりのんびりしている時間にこそリラックスの種が隠れています。




スピード重視、コスパ重視の社会の中で私たちの神経は常に昂り、体はがちがち、脳みそはパンク状態。


その早まったスピードを本来のペースに戻してあげるのがヨガなど内観重視の様々な文化。


日本人てこの「余白」が本来得意な人たちだと思うんです。


だって、日本の文化を見てみてください。


日本画の美は「余白」

俳句は限られた文字数の中で無限に広がる世界を語る

枯山水の引き算の美学


「ない」の中に心を見つけるのが上手な人達なんじゃないのかな。




コスパも大切だけどそれだけじゃない。



皆さんも無駄な時間を大いに楽しむ心の余白を見つけてみてくださいね。


(その後ホリエモンの多動力を読んだら真逆の事を説いていて、それはそれで面白いのでした)


ののこ













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